サイトに写真をアップロードする

手始めに国内では最大手のストックフォトサイト「PIXTA(ピクスタ)」、世界150ヶ国で展開する業界最大規模のストックフォトサイト「Shutterstock(シャッターストック)」、Adobe社が運営するストックフォトサイト「Adobe Stock(アドビストック)」の3つに登録してみることにしました。

最初は国内では最大手のストックフォトサイト「PIXTA(ピクスタ)」に写真をアップロードしてみました。

なんせ、2000年に購入したデジカメの写真から在庫がありますので、その枚数は1万枚以上はあります。

しかし、その大半が人物を撮影したスナップ写真なので、人物の写っていない風景写真からアップロードしてみることにしました。

「PIXTA(ピクスタ)」は1か月のアップロードの枚数に制限があり、50枚しかアップロードすることができません。

取り敢えず、海外で撮った風景写真を50枚アップロードしてみました。

写真にタイトルやキーワードを付けても、50枚なんてあっという間に作業完了です。

数日後、「PIXTA(ピクスタ)」から審査結果がメールで来ました。

なんと、50枚全て合格。

なんだ、ちょろいもんじゃんと高をくくり、調子に乗ってAdobe社が運営するストックフォトサイト「Adobe Stock(アドビストック)」に写真をアップロードすることにしました。

実はそこで、審査の厳しさを知ることになります。

古いデジカメ写真は受け付けない

「PIXTA(ピクスタ)」にアップロードしたように、「Adobe Stock(アドビストック)」に写真をアップロードしてみました。

すると、写真のアップロードができないのです。

原因を調べてみると、写真のピクセル(画素数)が基準に満たなかったのです。

最初にアップロードした写真を撮影したデジカメは、2000年に購入した富士フィルムのコンパクトデジタルカメラFinePix F501という機種で、記録メディアもスマートメディアという、今では化石のような代物でした。

それを2013年まで使っていたんです。

2013年に新しいデジカメに買い換えましたので、試しにそれで撮った写真をアップロードしてみると、問題なくアップロードできました。

つまり、写真のピクセル(画素数)が少ない、古いデジカメで撮った写真は、「Adobe Stock(アドビストック)」には登録出来ないことがわかりました。

実は「Shutterstock(シャッターストック)」も同じで、古いデジカメ写真はアップロードできませんでした。

これも、写真をアップロードして初めて分かったことです。

「Adobe Stock(アドビストック)」は審査が厳しい

古いデジカメで撮った写真のアップロードができないことがわかりましたので、気を取り直して2013年に購入した新しいデジカメの写真からアップロードしてみました。

こちらも海外で撮った風景写真を中心にアップロードしてみます。

数日後、「Adobe Stock(アドビストック)」から審査結果がメールで来ました。

すると、アップロードした写真のうち、合格は約30%で、残りの70%は不合格でした。

「PIXTA(ピクスタ)」の合格率が100%でしたので、この結果は意外でした。

不合格の写真は「却下」というフォルダに格納されており、その理由が記載されています。

そのほとんどが「技術的な問題」とされ、「画像をご提出いただきありがとうございます。残念ながら、審査の結果、いくつかの技術的な問題が見つかったためコレクションに追加することができませんでした。」というコメントが添えられていました。

こりゃ敵のなかなか手ごわいなと思い、続いて「Shutterstock(シャッターストック)」にもアップロードしてみることにしました。

「Shutterstock(シャッターストック)」は更に審査が厳しい

「Shutterstock(シャッターストック)」はまだクリエイター登録をしてなかったので、そこからスタートです。

「Shutterstock(シャッターストック)」で写真を販売する 「クリエイター」 として登録するためには、必要情報を登録した後に、写真の審査があります。

先ず写真を提出(アップロード)して、提出した写真が基準に達していれば、合格です。

先に「Adobe Stock(アドビストック)」に写真をアップロードしていましたので、その合格作品の中から、厳選したものを送り、結果を待ちます。

審査は無事合格し、晴れて「Shutterstock(シャッターストック)」のクリエイター登録が完了です。

しかし、クリエイター登録に審査って「Shutterstock(シャッターストック)」どんだけ厳しいのと思いました。

クリエイター登録審査が不合格でも、翌日以降であれば何回でもチャレンジできるとのことですが、実際、クリエイター登録審査になかなか合格せず、合格に数か月かかってしまっている人も人もいれば、中には途中であきらめてしまう人もいるそうです。

私が1回で合格できたのは本当にラッキーだったんでしょうね。

早速、「Shutterstock(シャッターストック)」に写真をアップロードしてみました。

取り敢えず、「Adobe Stock(アドビストック)」にアップロードした写真を不合格分含めて全てアップロードしてみました。

「Shutterstock(シャッターストック)」は審査結果のメールは来ません。

審査結果はサイト上で確認するわけですが、実は写真のアップロードをしている最中に、次から次に「最近の審査済み」というところに審査結果が入っていきました。

何という早さ、アップロードして30分位しか経ってないのに、もう審査が終わっています。

AIか何かが審査しているのでしょうか、驚きの速さです。

審査の結果が気になりつつ、「Adobe Stock(アドビストック)」にアップロードした写真を不合格分含めて全てアップロードしてみた結果、驚きの事実が・・・

アップロードした写真のうち、合格は「Adobe Stock(アドビストック)」の半分以下、10%ちょっとで、残りの90%弱は不合格でした。

なんて厳しいの、「Shutterstock(シャッターストック)」恐るべしと言ったところです。

「Adobe Stock(アドビストック)」で合格した写真も不合格になっていたり、反対に「Adobe Stock(アドビストック)」で不合格の写真が合格していたりと、その判断基準はよくわかりませんが、全体での合格率は「Adobe Stock(アドビストック)」の半分以下という厳しさでした。

「Adobe Stock(アドビストック)」同様、アップロードした写真1枚1枚に「却下の理由」がコメントされています。

その理由の大半が「ノイズ / フィルムグレイン : 素材に、被写体を損なう色度、輝度、鮮鋭のノイズ、またはフィルムグレインがあります。」、「フォーカス: メインの被写体にピントが合っていないか、手ぶれ、被写体ぶれ、ノイズ除去の過剰使用、使用機器の技術的な制約(オートフォーカスサーチ、カメラのセンサー感度など)によりピントがずれています。」といったものです。

見た目には良く撮れた写真なんですが、上記の理由で90%近くが不合格になりました。

ストックフォトサイトでこんなに審査が違うなんてと、そこで初めて実感しました。

まとめ

古いデジカメで撮った、ピクセル(画素数)の少ない写真は、「PIXTA(ピクスタ)」ではアップロードできるが、「Adobe Stock(アドビストック)」や「Shutterstock(シャッターストック)」ではアップロードできない。

写真の審査は、「PIXTA(ピクスタ)」は緩やかで、「Adobe Stock(アドビストック)」は厳しく、「Shutterstock(シャッターストック)」はさらに厳しい。

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