私がストックフォトを始めたきっかけは、過去にデジカメで撮影した写真がお金になればということでした。
過去に撮った写真は、別に人様に販売するという意識など全くなかった写真です。
そんな写真が売れるのか?
半信半疑で始めたわけですが、アップロードした翌日に「Adobe Stock(アドビストック)」で1枚写真が売れました。
昔、海外で何の変哲もない海辺の風景写真です。
こんなに簡単に売れるの?と小躍りしましたが、しばらくは全然売れませんでした。
おそらく、初アップロードだったので「Adobe Stock(アドビストック)」が、ウェルカムサービス的に検索の上位に上げてくれたのではと個人的に思っています。
なぜなら、その写真はそれ以降全く売れていないからです。
しかし、実際写真が売れることがわかりました。
ですから、暇を見つけては写真の在庫をせっせとアップロードする日々が続きました。
「Adobe Stock(アドビストック)」で最初に売れたラッキーパンチ以外は、しばらく売れませんでした。
あまりにも売れないので、サイトで同じような悩みが載ってないか調べてみると、まあたくさん出ていました。
買い手はお金を出して写真を購入するわけですから、ニーズのあるたくさんの候補の中から、クオリティが高いものしか買いませんよね。
しかし、買い手のニーズは非常に多様なので、どんな写真が売れるかはわかりません。
サイトで検索しても、最初はとにかく数多くの写真をアップロードする事が大切という意見を数多く見かけました。
そりゃそうですよね、買い物でも品数の少ない店より、品数豊富な店で買い物するわけですから。
とにかく、暇を見つけては写真をアップロードし続けました。
コツ1 とにかく数多くの写真をアップロードする
古い写真から順番にアップロードして、ストックフォトサイトに登録した写真が増えていくと、ちらほら写真が売れ始めました。
「PIXTA(ピクスタ)」は月に50枚しかアップロードできませんので、アップロード数は伸びませんでしたが、ほかの海外系のストックフォトサイトはアップロード数に制限がありませんので、コツコツとアップロードしていきました。
そして、「PIXTA(ピクスタ)」以外は手持ち在庫の写真を全てアップロードしたのです。
もちろん、審査がありますので、合格して登録できたのはアップロードした写真の一部です。
「Shutterstock(シャッターストック)」なんか審査が激ムズですので、登録された写真は100枚ちょっとでした。
まだ、そんなに売れている状況ではなかったのですが、なんでこんな写真がといったものがちらほら売れていたんです。
これまでは、人様に販売するという意識など全くなかった写真のストックをアップロードしてきました。
ならば、多少なりとも売ることを意識した写真を撮って、アップロードしてみようと思ったわけです。
休みの日に出かける時は、必ずデジカメを片手に出かけるようにしました。
近所に大きな公園があり、家内よよく散歩しますが、その時も必ずデジカメ持参です。
売る写真を意識すると、公園に向かう道すがらにも、たくさんの被写体に気付きました。
季節ごとに咲いている花々、果実を付けた木など、写真を撮ることを意識していない時は、ただ街の風景であったものが、写真を撮るという意識で見ると魅力的な被写体になります。
公園にも季節ごとに植え替えられた花々、美しい木々など魅力的な被写体に溢れていました。
公園だけでなく、春は梅や桜、夏はひまわり、秋は紅葉とドライブがてら、色々な写真を撮ってみました。
そして、それらの写真をアップロードしていきました。
撮影は晴天の日に限る
撮影した写真はパソコンに取り込み、出来栄えをチェックするのですが、ここで気付いたことがあります。
天気がいいほど、写真の出来栄えがいいんです。
晴れていても、雲が多かったりした日より、抜けるような青空の晴天の日に撮った写真はやはり写りもいいですし、審査にも通りやすいようです。
ですから、今日は天気がいいなといった休日は、デジカメを持って家内と出かけます。
アップロードの数に比例して写真が売れてきた
そんな風ににして撮り溜めた写真をアップロードしていくと、少しずつですが写真が売れるようになっていきました。
面白いのは、その中で売れる写真が出てくることです。
公園で撮った何の変哲もない花壇の花が、結構売れたりするんです。
「Shutterstock(シャッターストック)」で40枚ほど売れています。
やはり、最初は多くの写真をアップロードする事が、売れる近道だと思います。
審査が厳しい「Shutterstock(シャッターストック)」の登録枚数はまだ300枚弱ですが、これを1000枚、目先500枚を目標に頑張りたいと思います。
コツ2 正しいタグをつける
ストックフォトサイトでは、自分の写真が検索されないと売れません。
写真には「タイトル」、「キーワード」、ストックフォトサイトによっては「説明文」が必要になってきます。
購入者は、これらのタグを検索して写真を探しているわけです。
ですから、写真の被写体や、場所の名前、状況など、できるだけ多くのタグを付けると検索されやすくなります。
自分の写真をたくさんの人に見つけてもらえるように、効果的なタグを付けましょう。
面倒な作業ですが、これをきちんとやっておかないと、写真は売れません。
コツ3 ニッチな写真、ライバルの少ない写真を撮る
私はやっていませんが、人物写真などは難易度が高く、ライバルが少ない為に稼ぐにはもってこいの写真になります。
風景写真でも、メジャーな観光地などはライバルが多く、ストックフォトサイトに登録されている枚数も多いので、素人の写真はなかなか購入されません。
ですから、近所でも構いませんので、何気ない風景や、面白い対象物があれば撮影して、アップロードしてみましょう。
私が撮った写真で、公園の噴水ではなく、ただ水が湧いて吹き上げているものなどが売れていたりします。
何が売れるかわからないものです。
コツ4 季節イベントの前に登録する
正月、花見、ゴールデンウィーク、夏休み、花火、ハロウィン、紅葉、クリスマスなど一年にはさまざまなイベントがあります。
各イベントに対する写真の需要は、その前に発生します。
ですから、各イベントの前に、それにまつわる写真を登録しておけば、購入される確率が上がります。
夏に正月の写真ニーズはありませんよね。
季節のイベントの1か月くらい前には登録しておけばいいと思います。
私はストックフォトサイトを始めて、1年足らずですので、過去に登録した写真が、一回りしてイベントに追い付いてきたところです。
昨年登録した、梅や桜の花、5月に撮った鯉のぼりの写真などが、これからどんな結果を生んでくれるのか、楽しみです。
手持ちのストック写真がたくさんある方は、季節イベントを意識して、そのイベントの前にアップロードされることをお勧めします。
まとめ
このほかにも、いろいろなコツがあると思いますが、ストックフォトを始められるのであれば、何はともあれ、数多くの写真をアップロードする事が最も大切だと思います。
これまで売れた写真を見ても、なぜこれがという写真ばかりです。
そして、その中から何回も売れるヒット作品が出てきます。
最初から、これは当たるなんてことは素人には全く分かりませんからね。